エンディングノートって何?
こんにちは。終活カウンセラー1級の林太郎です。
テレビのディレクターをしたり、終活ビデオを作ったり、個人や企業のブランディングの相談に乗ったりしています。
今日は、エンディングノートとは についてお話しします。
エンディングノートまたは終活ノート、皆さん、テレビや雑誌なんかで一度は聞かれた事があるかと思います。
エンディングノートを書く理由は3つあります。
1つは、家族に迷惑をかけないこと。2つ目は家族に宝物を残すこと。最後の1つは自分の人生をより良くすること
① 家族に迷惑をかけない
エンディングノートを書いておかないと、残された家族・親族が大変なことになります。
そして、皆さんが避けたいと思っていた「家族や親族に迷惑をかけたくない」と言う思いがエンディングノートがないだけで台無しになってしまいます。
誰かが亡くなった後、残された人たちが決めないといけないことがたくさんあります。
葬儀会社はどうするのか?遺産相続はどうするのか?お墓はどこに入るのか入らないのか?戒名はどうするのか?葬儀に誰を呼ぶのか?保険金はあるのか?・・・
亡くなる前でも、痴呆になった場合どうするのか?直る見込みのない病気になった時どうするのか?誰と会っておきたいのか?どこかに行っておきたいところはあるのか?・・・
家族のために残しておいたお金や財産も、そのありかがわからないと、ないものと同じになってしまいます。相続が争族になってしまう可能性を高めてしまいます。
人間はどうしても忘れてしまいます。葬儀はどうするお墓はどうする?って話になった時に、残された家族同士が言った言ってないの喧嘩になる可能性があります。
②家族に宝物を残す
家族は、意外とあなたのことを知りません。
僕が中学生の頃、祖父が亡くなり2018年には祖母が亡くなりました。
両祖父母を亡くし、ふと思ったことは「どのような人生を歩んできたのだろう」という事でした。
祖父母の仕事は知っていたのですが、当時の想い、若いころの経験など全く知らなかったんですね。
また、聞いていたとしても、どうしても忘れてしまいます。
そして、知りたいと思った時には、すでに亡くなったり、認知症などすでに覚えていないということが結構あります。
エンディングノートはそれらを解消してくれるんですね。どこで生まれ、どういう子供時代を過ごし、どういう青春時代を過ごし、どういう仕事を行ってきたのか・・・。
また、不思議なことに自分の父母や祖父母の仕事って今の自分の仕事につながっていたりするんですよね。
つまり、これから成人を迎える子供や孫に就職活動のヒントを残すことだってできるんですよね。
#これ多分誰も言っていないけど重要
#周りの人たちや自分の経験からそう感じることはありませんか?
③ 自分の人生をより良くすること
終活ノートには、今までお世話になった人や思い出の出来事を書く欄があるんですね。
それらを整理していると、今まで出会った人の整理もできると思います。
「○○さんに感謝の気持ちを伝えたい」「△△さんともう一度会いたい」と言うことで、
これからの人生の目標や生きがいを見つけることができると思います。
また、行って印象に残ったところ、行ってみたいところなどを書く欄もあるので、それを元に、家族旅行の計画や一人旅の計画などを立てることもできると思います。
エンディングノートは、縁起でもないと言うことではなく、今ある最高の人生をより良くするための便利な道具
と捉えていただけたらと思います。
では、エンディングノートを書いてみましょう!
ここで悩むのが、パソコンで書くのかそれとも、手書きで書くのか?
終活ノートは手書きで書く方がいいです。
パソコンだと、残された人が探し出すのはまず困難です。
まず、「パソコンを開こう!終活ノートが入っているかも」って思いつきません。パソコンを開いても、パスワードがわからなくて開けない。パスワードがわかっていたとしても、データがどこにあるのかわからないって事もありえます。
つまり、せっかく書いたものが、生かされないんですね。
どんなものでも、生かされなければ意味がありません。終活ノートは手書きにしましょう!
#手書きだとその人の個性・気持ち・性格も見えてきますしね
で、実際に書こうと思って、本屋さんに行って見ると、
「どれを買っていいのかわからない。だから、やめよう」・・・ってことありますよね。
前に池袋のジュンク堂書店に行ったら終活ノートだけで種類が40冊くらいあって、びっくりしました。
まず、終活ノートですが、どれを選べばいいのか
結論から言いますと、終活カウンセラー協会から出ている「マイ・ウェイ」がいいと思います。
https://www.shukatsu-csl.jp/myway4th2020
薄い割には、結構充実しています。分厚い終活ノートだと、いざ書き始めようとすると、挫折します。
書き始めは、どこからでもいいです。自分が書ける場所から書いてみてください。
正直、エンディングノートは書くのに時間がかかりますし、とても面倒くさいです。
過去の事柄を思い出すのに時間がかかるし、書くためには色々と調べないといけません。
そうすると、モチベーションがなくなり、最初のページで挫折します。
まず大事なのは、書く事です。
書ける場所から書いてみましょう。全部書かなくてもいいんです。1日1項目だけでもいいんです。まずは、書いてみてください。
書けば、その筆跡から家族が想像することもできます。
思いを馳せることもできます。